私は、武術と合わせて格闘技にもとても感心があります。
本来、武術と格闘技は相容れない物と武術家達は考えます、それは何故なのか、それについて、まずは説明させていただきます。
武術とは
武術とは、そもそも合戦などで武器を使って、闇雲に戦うのではなく、動作や作戦を明確化する事で効率的に敵を倒す、合戦で勝利する事などを目的とし、かつ日々の鍛練で心構えを身につける事が発祥とされています。
なので、精神鍛練に赴きを置いた「武道」や身を守る事だけに作戦を限定した「護身術」などが現代では派生しています。
今風に言うとスマートフォンなどのOSに当たる物になります。
格闘技とは
格闘技の目的は、見せ物や大きなイベントなどで収益を得る事を目的としています。
例えば、古代ローマのコロッセオ、現代ではK-1やMMOなど
分かりやすくすると、完全な合戦では無く、合戦を模して、技術や地形を限定し再現された戦を人々に見せる、限定的な戦です。
今風に言うと、スマートフォンなどのアプリに当たると思います。
比較
ですので、どちらかと言うと格闘家の方がそもそも収益を得る事が目的なので、お金持ちな印象があります。
武術家は既に現代では合戦などは行われて無いので、武術をやっても直接的な収益を得る事が出来ません。
ですので収益を得るよりも、古代から伝わってきた技術や哲学を後世に残す事が目的になっています。
ですので、現代では武術と武道の線引きは曖昧になっています。
私個人の意見では、武術の方が技術体系がより生殺与奪に寄っていると思います。
価値観の違い
格闘家には、現役時代と言いうシーズンがあります。
限定的な戦場で、自分が活躍して、肉体的に全盛期だった時です。
ほとんどの方は、比較的若かった時が該当すると思います。
ファイター、トレーナー、ドクターがそれぞれの役割を持って試合に望みます。
現役を過ぎれば、指導者として従事します。
格闘家は、場が全てなのです。
武術家は、どちらかと言うと、人生を通して武術を基盤に考えます。
いついくつでも、最善の状態を模索します。
そもそも、武術家にとっては、自身が生涯ファイターであり、ファイターの中でトレーナー、ドクターが両存しています。
そもそも、人に教える事すら鍛練の一環と言うでしょう。
ですので、武術はOSに例える事ができるのです。
武術家は、自身が術てなのです。
まとめ
格闘技と武術の大きいな違いを説明させていただきました。
人からすれば、同じことに思えると思いますが。
最後に格闘家と武術家、戦えばどちらが勝つのでしょうか。
格闘家は、全盛期に勝てば勝ったと言うでしょう。
ですが武術家は、ならば後10年先、20年先でも同じ結果を出せるかと考えます。
これが、【限定的な戦場】、と【生涯を駆使する戦術】の違いだと思います。
よろしければ、ご感想をコメント欄によろしくお願いします。
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